2025年06月07日

文学フリマと縁が切れてしまった人について

noteでいろいろな人の意見を見る度、自分はどうだろうと振り返ったりする。
でもnoteに書くと誰かを攻撃するようなことになるかもしれないと思って書けない。
そもそも上手く書けないからどうしようと何度も下書きをしたり、消したりして、いつまでも投稿できないでいる。

以前、知り合いだった方に、ある日突然ブロックされて何が何だか分からないまま縁が切れてしまったことがある。
その人はもしかしたら(あくまで推測)私と考えが違って、付き合うのが難しいと思ったのかもしれない。まあ私じゃないかもしれないし、全部ブロックしちゃったかもしれないし、深く追求する気はないし、そもできないのだけど。
こういうことはままある。ネットでもリアルでも、知り合って仲良くなるのも、違うなってなって離れるのもよくあることですね。なのでそれ自体は何も問題ないんだけど。

ふと思ったのは、「何が違ったのだろうか」ってこと。
(それが原因じゃなかったとしても。仮定としてね)

創作をするということ。
形になるものを作るということ。
そうした本やグッズを売るということ。

これらはみんな違うことです。
みんな違ってみんないい。
だから違ったなと思ったときに、相手を攻撃したり直させようとしたり自分の意見を言ったりするのではなく黙って離れたのかなーなんて思ったり。それは相手のやさしさだったかもしれません。
(重ねて言いますが、すべて私の勝手な想像です)

noteでも、いくつも記事を見ました。
「売れなくてもいい」「お金が欲しいわけじゃない」という人。創作がしたいだけだという人。
なるほど。私も別にお金が欲しいとか有名になりたいとかいう目的でやっているわけじゃありません。

私の活動目的は、「私が愛している自作を好んでくれる人がいるなら会ってみたい(できれば複数)」です。

その為に何が必要か。
創作する→本にする(自分が紙の本で読みたいから)→知ってもらう→手に取ってもらう→お金を払って買ってもらう(活動資金が出る一方では続かないので)
さらにいえば、ある程度の人数に触れてもらわなくては、自作を好きになってくれる人に出会える確率が低いままです。なので、知ってもらうための宣伝告知が必要。興味ない人は買ってくれなくてOKです。でも興味なかった人が、知って、その上で、興味持ってくれるならそれは嬉しいです。そのためにもなるべく多くの人に存在を知ってもらいたい。だから文学フリマに出ましたし、ネットでの事前活動もしました。

こういった活動をよしとしない人もいます。
宣伝して売りたいとか俗的であんまり、とか。自分の作品は人を選ぶから大っぴらに広告したくない、ひっそりしていたいんだ、とか。ま、いろいろ。

あるいはもっと、という人もいます。
たくさんの人に読まれたいから目を引く表紙やポスター、美麗なイラスト、派手な宣伝文句、目立つキャッチコピー、宣伝費にお金をかけて、人と交流して、友達増やして……みたいな人。商業の人なんかはそういうのありますよね。著名人、サイン会、無料配布を大量に、なんかも宣伝の一貫でしょう。

ヨシとしない人は、そういうのが嫌で……ていう人もいますね。
あとは「負けるから嫌だ」って人。それはねー。勝つしかないと思います。身も蓋もないけど。

そもそも売りたいわけじゃない、多数に届けたいわけじゃない、創作だけしてればいいんだって人もいますね。それはそれでいいと思います。自分のサイトに載せるとか、自己通販するとかするのもいいし。

「作品は中身で勝負。宣伝なんかで」という人もいますね。でもそれはお門違いだと思います。宣伝を専門に仕事にしている人がいることからも分かるように、プロモーションの効果で売り上げというのは段違いに変わりますし、とても大切なものだと思います。創作者はえてしてプロモーションが苦手だったりする傾向もあると思いますが、できない→不要とするのは違うかな。必要なものだと思います。

私がちょっと「えー?」と思うのは、文学フリマへ来て、売れなくて、それは売れている〇〇のせいだ、っていう人。売れるには理由がありますし、売れなくていいというなら文学フリマに出さなくていいじゃないですか。

「文学フリマはそういうイベントじゃない」あるいは、「昔は違った」っていう人もいます。文学フリマがどういうイベントなのか、は、私には分かりません。一回しか出たことないしさ。

これ難しい問題だと思うのですが……。

文学というものが「崇高なものである」「資本主義に介入されたくない」といった考えのもとに、閉じた世界になっていくと、最終的には衰退するのでは、と思います。ごく一部のオタクだけのものになるというか。
でも、本って本来はもっと自由で、誰でも手に取れて、楽しめるものなのかなと思います。
文学に限らず、学術書も、専門書も、エンタメも、雑誌も、みんな本であって、誰でも楽しめるものがあるのがいいのかなって。
文学フリマは「文学」に絞っているかもしれないけど、始まった発端は「このままでは文学というものが危ない、本屋以外でも売れるところがあれば」みたいなところから始まっているようなので、やっぱり「本を売る」「本が買える」というのが理念なんじゃないかと思うんですよね。そういう意味では本来文学フリマは『そういうもの』だったのでは、と思うのです。元から商業主義的というか。変わったんじゃなくて、最初からそうなんじゃないかな? 「仲間内で同人誌を渡し合う」「友だちに買ってもらう」とかではないんじゃないかなと思っています。フリマ、フリーマーケットっていうのは素人が物を売れる場であります。
個人的には商業主義が悪いもの、とも思っていないです。

一般的な本屋さん……書店と取次と出版社とありますが、売る方が儲からないとその業種って衰退すると思います。日本の本屋さんは今まであまりやり方を変えず、値段もそこまで高くせず、本を提供してきたと思いますが、やはり辛い職種であると思います。政治的、文化的側面からも、いやもうそのほかにもたっくさんの複合的理由ががんじがらめで、構造を変えるのは簡単なことじゃないと思う。だからこそ、新しい文学フリマという新しい場で、素人からプロから、誰でもが新しい構造を作っていくってことが必要だったんじゃないかな。まだまだ醸成されていないところもあると思うし、いろんな人が介在するから価値観が定まらないところもあると思いますが、その自由さも含めて伸びしろがあるというか、私は可能性を感じています。
ま、しかし。
やはり、商業であると思っていて。
素人ですが、同人誌ですが、私は文学フリマを「物の売買をする場」だと思っているのです。なので、「売りたいわけじゃない」とかいう意見を見ると、「ん?」と思ったり。まあ、それも自由ですけどね。値付けも、売り方も、参加の仕方すらも自由ですもんね。そうすることで誰でも参加しやすい環境を整えているんだろうなとも思いますし。
だから排除する気は全然なくて、私はこういう考え方してますね、っていうだけです。
意思表明ですらないかも。書くことによって自己理解を深めるいつもの私のやり方であって、人に強制するつもりは毛頭ありません。
だから、考えが違っても別によかったんですけど……あの人にとっては見るのも辛かったのかなあ。申し訳なかったなあ。そんなことをつらつらと考えてしまいます。違うかもしれないし、そもそも答えを求めることももうできないのですが。

本当はnoteに書きたかったけど、万が一その人が見てまた辛い思いをさせたら嫌だし、でも自分で書きたいことではあったし、個人サイトのブログに書くことにしました。はい。noteには何を書こうか……。
posted by 神崎 at 08:33| Comment(0) | テラサガ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年05月14日

文学フリマ東京40裏感想文

いやー楽しかった!
詳しくはnoteの記事を読んでもらいたいと思いますが、とにかくずっと笑ってたし幸せだったし最高だったなあ。

ここでは読者がほとんどいないと思われるので好き勝手なことを書くw

noteで記事を読み漁ってたら、ネガティブな記事見ちゃったんだけど。
俺は楽しかったし、楽しくないならやめれば? って感じかな(ひどい言い草)。

売れないのは商業主義のせいじゃない。
てか、売りたいなら工夫すればいいじゃない。
良い作品を書き、良い宣伝をすれば売れますよきっと。
軸が見えないとか言ってるけど、プロアマ共存できる場にしたいって、しょっぱなからずっと言ってるんじゃないのかな運営側は。
そういうの関係なく、みんなが本を作れる、売れる、買える場を作ることが理念なんじゃなかろーか。
細かいニュアンス違いとかはあるかもしれないけど、別にアマチュアを閉めだそうなんて言ってないし、大規模にしたいってより「来る者拒まずやった結果大規模になった」んだろうし。
書店が無料配布してたっていいじゃないですか。
何が許せないのか分からん。

私は自分で本を作って並べて100点の楽しさだった。
取り置き依頼が入った時、これはもう110点じゃねえかと思ったもんです。
結果的には父や知人、同級生が来てくれ、フォロワーさんも来てくれ、ほぼ知らん人まで来てくれて、その人たちが買った買わないにかかわらず全部嬉しかった。すれ違った人すらもありがとう文学フリマに参加してくれてって感じで嬉しかった。この場を楽しんでくれてさんきゅー! だった。
100点満点中500点だったよ。

まあ、確かにね?
一冊も売れなかったら100点だったかもしれないけどね。
いいじゃん、100点だよ? だって。最高じゃん。満点だもん。

まあもう出ません、さようならって言うならさようなら~。
あなたは別の場所でご活躍くださいませ。ってだけ。残りはがんばって売ってね。

あとさー。
他のブースがルール違反だったってカッカしてるnoteも見たけど。
それはね、まあ、分からないでもない。できれば怒りに任せて書かないで、もうちょっと落ち着いてとは思うけど、気持ちは分かる。
でも、それに乗っかって「あーこれはひどいよね、可哀想」みたいなの書いた人はどうなんだろうなー。
直接見てないんだろ。部外者じゃんいわば。どっちかに乗っかって叩くのはなーあんまりお行儀良くないと思うがなー。
お相手は反省したらしく「ごめんなさい、考えが甘かった、間違ってた、もう出ません」ってnote出してるのに。
当事者じゃない人が横からなんか言うのは違うかなって思いました。
ってここで書くのもアレだとは思うんだけども。noteには書きたくなかったんで。せめてここに吐き出す。

そうだ!
感想もらってめちゃくちゃ嬉しかったことも書いておく!

しょーくんのフォロワーさん、まさかの海外児童文学好きで、決め打ちで買いに来てくださって。文学フリマの第一目的でしたって言ってもらっただけで舞い上がってたんだけど、「古き良きRPGって感じ」「FF9の音楽が流れてきた」「あえて過去を知らないでおくのがいい(多世界解釈好き)」「続編とか周りの人の話が欲しい」って言ってくれてもう、もう……わああああああ嬉しいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!!!!
絶対秋の文学フリマ東京41では文庫上下巻に加えて「若き支配者」や「宝物」「闇払う陽の標」を詰め込んだ短編集を作るぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!

早速tanuにイラストを打診したけど、夏の間は無理そうということで、本は先に作って、カバーイラストは後でということになるかも。
でも楽しみ……また最高の本作りをしようね。ありがとう、tanu……!

というわけで裏感想文、ここまで!
posted by 神崎 at 15:26| Comment(0) | テラサガ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年04月30日

本が届いた!

本日、本が届きました!
こんなに余裕ならなんで旅行先であんな、俺……時差もあったのに……とかブツブツ言っていましたが、実際に届いたら全部吹っ飛ぶよね。最高です。泣いちゃった。
A5ノビ、厚みは3cm超え、重さはなんと768.5g。腱鞘炎必至。
でも本当に最高。
以下、詳細に書いていきたい。

カバーはまずtanuのイラストが最高。思っていた通りのテイスト。私のイメージと違わぬ世界観。色。景色。ワクワク感。どれをとっても最高としか言いようがない。背表紙も素晴らしい。裏のドラゴンは「鱗を控えめにしたらつぶれちゃった」とtanuが言ってたけど、でもいい感じだよ! ドラゴン重要だからね。これもイメージ通りで……本当に素晴らしいです。ありがとう、tanu! 早く手渡ししたい~!
しいて言えばね。紙を選びたかった。製本屋さんに外注するからっていうんで4万追加になったけど、そのお金はカバーの用紙変更に使いたかったね。地色のクリームも、もう少し……という気もしなくもない。tanuは「まあこれでもいいと思う」みたいな感じで言ってたけど、実際見たらなんて言うかな~。もし次があるなら、その時はもっとちゃんと調べて納得いくまでこだわろう。

カバーを取った中、本体表紙。藍色の紙を選んでいて、銀でやりたかったけど、白って印刷できないし、銀もないですと言われて焦ったっけな。銀の箔押しは高くなるし、どうしようと思っていたら、白い紙に藍色でべた塗り、文字とか模様だけ白抜きにしたら大丈夫ですとか言われて、本当かよと思ったけど、実際ちゃんと出来てたから良かったあああ。枠、飾り罫もめっちゃ細かいけど綺麗に出てるし本当に良かった。

そして丸背!
絶対譲れないポイント。こだわり。やっぱり丸背じゃなくっちゃね!
オンデマンドで丸背はできないなんて知らなかったしそれで製本屋さん違うところを探さなくちゃいけないとか一ヶ月かかるとか大騒ぎになったっけ。ちゃんと話してくれれば良かったのに。
最終的には出来て良かった。できるとこあったのね。もっと早くやっとけばいいじゃんね。時間ない、明日までにとか言ってて、でも結局30日には届いてるしなんだったんだろ。よく分かんない。仕事の仕方が昔風? なのかな。まあいいんだけど。

丸背の天地に花布。金にしたんだけど、これとっても良かった。カバーの地の色(クリーム色)と合ってるし、きらっとしててとても素敵。
スピンは青。スピンと花布は選択肢を示してもらったのが旅行先だったし、メールだけだったし、時間ないとか言われて半日か一日くらいしか考えられなかったけど、家族みんなに聞いて、悩んで、最終的には表紙が藍色だから同系色かなと思って青にしたんだよね。今となってはあれもいい思い出か。結果として、青スピンも結構良かったと思う。

見返しの紙は本当に時間もなにもなくて丸投げ。ここも、次があったらもっともっと勉強してこだわりたい。けど、まあ、今回はこれでよかったということにする。紙のくしゃっと感もなんとか出せたし。紙本体の皺と重なって変だけどな……。次は……次はもっと……うう。

……しかしこうしてじっくりと細かいところまで見ていくと、ここはもっとこうしたらいいとか出てくるな。当たり前だけど。最初だから知らない事とかたくさんあんねんけど。
目次のイラストの解像度が低いなとか。タイトルページの飾り罫が適当すぎるなとか。
まあ、いいんだけどね。
本文が読めればね!笑
フリガナは綺麗に配置できてるし、フォントもいいと思うし、文字の大きさ、字間、行間、ページの余白、ノンブルの大きさ、位置、全体のバランスなんかもかなり悩んだ結果、とてもよくできていると思う。
そういう意味では大変満足。
うん。
これはいい本だ……。

これで、当日も怖くない。
見本誌に帯をつけて、PPカバーをかけて、提出用の見本誌にはシールを貼って、できあがりだな!
ショップカード(名刺)置き場を考えるのと、ショップカードにマステ貼ってブース位置を分かりやすくするのと、ドレープを綺麗にやり直すのと、リーフレットを作る、で、当日出られるな。

無料配布のリーフレットは、tanuがイラスト描いてくれて本当に素晴らしいんだけども、俺の出した文章にいくつか変更があったり、誤字があったりもしたので修正を依頼中。他のお仕事も重なっている中、本当に体調には気をつけて欲しい……無理しちゃうからtanuは。心配だ。

……ああ、もうあと11日なんだな。
焦りとかドキドキもあるけど、意外と怖くはないな。こういうイベントは苦手で、そうは見えないらしいんだけど前日は胃が痛いしまず眠れないし当日もあがっちゃってガクブルだし頭真っ白だし何話してるか分かんないしってなりがち。でもなんか……今はまだ割と平気かも。来週あたり死んでるかも。笑
でも……楽しみ。今日は本を撫でて寝るわ。
posted by 神崎 at 14:05| Comment(0) | テラサガ関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする